みなさん、夢ってありますか?
学生だったらお医者さん、学校の先生、役所で働くこと。
最近だったらYoutuberを目指す人もいるかもしれません。
働いている方でもなしかしら夢があるのではないでしょうか。
もちろん、夢がないという方もいると思います。
私もまた夢が無い人間の一人です。
今回は九州未来フェスティバルという、学生が夢を追いかけるきっかけを作るイベントを開催している団体の代表をしている木寺さんを取材させていただきました。
夢について不安を持っている方や、これからの生き方を考えているみなさんに見ていただきたいです。
それでは、早速いきます!
profile
木寺広奈(きでらひろな)さん
西南学院大学4年生。佐賀県有田市出身で打楽器演奏が趣味。自分が地方を盛り上げる担い手になりたいという想いから九州未来フェスティバルの代表として活動している。
twitter:
九州未来フェスとは
まっしゅ
木寺さん今日は鹿児島までありがとうございます!早速ですが九州未来フェスティバルについて教えてください!
木寺さん
よろしく!九州未来フェスは「九州の明るい文化と未来を”学生が創る”」ことを目標にしたイベントです。今の大学生って、面白いことをしたい!夢を見つけたい!今の自分から変わりたい!…だけど、何をすればいいのかわからない。みたいな人が多いと思うんだ。
まっしゅ
ああ、わかります。自分もそういう学生の一人なんです。
木寺さん
せっかく気持ちがあるのにもったい無い気がしてて。九州未来フェスはそのような思いを抱いている学生が一歩踏み出せるような“人生のターニングポイント”を創るお手伝いをしています。
木寺さん
そそ。私の周りの人たちとか眺めてたら何かに挑戦したいけど、何を頑張ればいいのかわかんない。旅に興味あるけど、旅に出る勇気がない。「だから結局辞めたー。」みたいな人が多くて。もがいている子多いなって。大学とか、コミュニティに所属してると、その範囲での情報しかキャッチできないし動きにくい。未来フェスっていう窓口を使うことで「こんな面白い人いるんだ!」っていう自分の興味のあることを先に経験してる人に触れる。同じことに挑戦しようとしてる仲間と出会うきっかけを得られる。まっしゅくんはなにか興味のある事とかある?
まっしゅ
そうですねー。海外とか学生のうちに行ってみたいです。でも、何したらいいのかわかんなくて。
木寺さん
だよねー。わかんない。そういう人が何から始めたらいいのかを知って、同じ挑戦をする仲間と出会うきっかけをつくるのが九州未来フェスです。
9月3日に開催されたイベントでは200人以上の参加があった九州未来フェスティバル。
次回参加者は300人を見込まれているようです。
これからのコミュニティは”関係人口”が鍵
まっしゅ
どうして九州未来フェスの代表をされているんですか?
木寺さん
九州を盛りあげたい!っていう想いがあって、前代表に誘われたのがきっかけかなぁ。
木寺さん
もともと、学生団体とか興味無かったんだけど。どっちかって言うと地域とか学校繋がりでイベントをしてた。子供向けのハロウィンイベントづくりとか、お年寄りのシニアサロンとか。カフェ巡りとか(笑)専攻が社会福祉だから福祉分野に興味があってそれに関することをずっとやってた。
木寺さん
そー。でも、福祉って現状に対しての課題解決しかできないなって思ってて。
木寺さん
例えばあるコミュニティーがあって、そこの後継者がいないと言う問題。社会福祉士がこうすれば良いと現状での改善策を提案することはできる。でも、そもそもの後継者問題は10年後もおそらく悩まされてるだろうし、人口は減って増えてないんだからそのコミュニティーが残っているかもわからない。ってなった時に福祉ではどうしようもないのかなって。
まっしゅ
なるほど。確かに、その場凌ぎで問題を先送りにしただけみたいになってますね。。。
木寺さん
大事なのは関係人口を増やすことなのかなって。地域に移住してくる人を増やすのは悪いとは思わないけど、日本全体で見た時に、人の数っていうのは変わってないから結局問題の解決にはなってないじゃん。
木寺さん
関係してくれる人の数をもっと増やして、地域を支えたいなあって人が増えたらその地域は続く。私はそれにビジネスの可能性を感じる。
木寺さん
そんな感じかな?私の地元で言うと有田焼がすごい衰退してるから新しいデザイナーとコラボしてみたりとか。爆発的に人気が出て何度も買いたい、行きたいと思う人が増えて、みたいなのが良いなあって。将来的には九州でそういうことやりたいって考えてる。
自分の想いを語る木寺さん。力強い言葉をいただきました。
まっしゅ
ちなみに就職は東京のベンチャーでしたよね。起業したら面白そうですけど。。。
木寺さん
それみんな言うよね(笑)したくないわけではないけど、今は新卒の切符を使う。九州のことが好きだからこそ、外に出ないといけないと思うし。
木寺さん
そう。本当に好きなのか、外に出ていろんなものを見て確かめる。じゃないと井の中の蛙じゃん。それに地方で何かやりたいってなったらその土地で形成された価値観でしか解決策を考えられないよね。今までになかったことをやるなら、今までにない価値観とか視点を持っとかないといけない。となると離れるという選択肢がベストかなって。
信頼関係を作るためにはオフラインで会うこと
まっしゅ
東京に就職して、新しい価値観を得て九州に戻ってくるっていうことですか?
木寺さん
うん、そのつもり。今はまだ若くて何も縛られるものなんてないから。海外でもいいし、東京でもいい。チャレンジしてくる。今の時代はプロジェクトとかもスカイプとかで進めているから環境さえ変われば場所はどこでも良い。
木寺さんめっちゃパワフル!話しててワクワクしました!
木寺さん
海外も1つの手段。カンボジアとか1食100円かからないし。めっちゃ豪華なのにビールも20円で一泊するのも250円とか。だったら住むのはもっと安そうかなって。
木寺さん
って考えたら日本での報酬は受け取りながら、海外に安く住むのもアリかなーって。まあ、私はどっちかって言ったらオンラインよりもオフラインのコミュニティの方が好き。
木寺さん
最近「人脈人脈~」ってツイッターで何人フォロワー増やすとか超流行ってるけど、なんか本当の意味の人脈ってなんなんだろうって思うよね。オフラインに居場所がないならオンラインに居場所作って満足感得るのも大事だけど、じゃあその人たちって自分になんかあった時に、例えば明日地球がなくなりますって時に一緒に過ごしてくれる人が何人いるのかなって考えたらオフラインのコミュニティって大事。オンラインで話してて、オフラインで話すと印象全然違うし、そこから生まれる絆とかもある。
まっしゅ
逆にオンラインをしてなさすぎる人ももったいないですよね。
木寺さん
そう!せっかく一期一会の出会い。オンラインでも繋がってたらやっぱり良いなあって。オフラインで一回会って終わりだと連絡手段は無いけど、オンラインでその人が何してるかわかってたら後でまた連絡も取れるよね!それと、鹿児島にも学生団体とかたくさんあると思うけど、オンラインでのやり取りだけだと相手の一面しか見れない。
まっしゅ
悪い噂とかあったらその団体のイメージが完全にそれになっちゃうやつですね。
木寺さん
会って直接話した事もないのにね。だからオフラインで会うのってすごく大事。忙しくても、信頼関係を作るためにはオフラインで会うのが一番だと思う!
夢はまだ持たなくても良い理由とは
木寺さん
私が3年で就活してる時に、自分の夢って何だろうってわかんなくて、でも社会はそれを決めないと先に進ませてくれないっていう感じがあってすごく好きじゃなかった。
まっしゅ
あ、それ、めっちゃわかります。僕も大学受験の時、三者面談で夢を持つように言われて悩みました。
木寺さん
私も夢は何かって言われたらあんまり明確じゃない。自分の知ってる世界と実際の世界ではスケールが違いすぎる。だから、こんだけしか知らない世界の中で自分のやりたいことを決める必要はないのかなあって。答えはまだ見つからなくていい。
木寺さん
そうだね。これから探しに行けばいいから夢はまだ無くていい。本当に自分のワクワクすること、本当に好きなことに熱中していれば今は良いのかなあって。今は見えてる世界が一本の道かもしれないけど、頑張って進んでいったら意外と道ってたくさんあって、その中からまた道を選べば良いから。
まっしゅ
でも、夢が無くて、先の検討がつかないのって不安です。。。
木寺さん
大学生なんだから先の事はわからなくて当たり前。自分の気持ちに正直になって、やれること頑張っていればいいと思う。自分に文句を言ってくる人がいても気にしないで良いよ。明日世界が滅ぶとして、自分がやりたいことをしていないって嫌じゃない?私のハッピーは=ワクワクしてることだから。嫌なこととか辛いこと、やりたくないことに時間とかエネルギー使うのって全く必要ない。楽しんで!
今回は九州未来フェスティバルの代表、木寺広奈さんにインタビューさせていただきました。ご協力ありがとうございました。
記事をご覧になって九州未来フェスティバルに関心を持たれた方はこちらよりお問い合わせください。また、2019年3月14日には福岡市科学館にて九州未来フェスティバル2019が開催されます。興味のある方はお問い合わせください。
九州未来フェスtwitter
https://twitter.com/mirai_fes2019
木寺広奈さんtwitter
+YOUTH編集部 まっしゅ