こんにちは、毎度おなじみのしんです!
鹿児島も随分と寒くなりました。お出かけの際はマフラーと手袋をして、防寒対策をしっかりとして一日をお過ごしください。
そういう僕はこの記事を暖房のきいた自宅で書いているのですが (笑)
今回紹介するのは郷中教育!!
僕は今、大学の授業で郷中教育について調べていて、このテーマには現代の私たちも学ぶべきことがあると思い、取り上げてみました。
教育に携わる人もそうでない人も自分を成長させるうえで大切なメッセージがあることを知ってもらえたらなと思います。
それでは紹介していきます!
郷中教育とは
この記事を読んでくださっている方ははもしかすると鹿児島出身ではない、または鹿児島に住んでいるけど
「なんじゃそりゃ?」
となった方もいると思うので最初に説明をしておきたいと思います。
郷中教育とは…
主に江戸時代に薩摩藩で始まった青少年のための教育法で、地域ごとの子どもたちの集まりの中で比較的年齢の近い世代同士で学びの共有が行われます。
西郷どんでお馴染みの西郷さんと大久保さんも、どうやらこの教育を受けて育ってきたようです。
具体的に言うと、先生ではなくみんなで集まり、先輩が後輩に武芸や読み書きを教えている感じです。
今の学校はもちろん、江戸時代にも寺子屋という形で生徒と先生の関係は築かれていたので、生徒同士の教えあいはやはり変わったものだったと思います。
「泣こかい飛ぼかい、泣こよかひっ飛べ」の精神
この言葉の意味は「泣くか、飛ぶか、迷うくらいなら飛んでしまえ!」という意味合いです。うだうだ悩んで後から後悔するくらいなら思い切ってやってみろ!
勇気を持つことを薩摩藩が教育の中でも教え、大切にしていることが伺えます。
子どもの頃は色々なことに挑戦できていたのに、時間と共にリスクを恐れてだんだんと行動しなくなってしまうことは皆さんも多々あるのではないでしょうか?
そこで一歩踏み出し、勇気を出すことはあなただけではなく、他の人にとっても良い結果を招きます。
不安になったとき、怖気づいてしまった時はこの言葉を心の中で思い出してみてください!
同じ歩幅で同じ目標を目指す
郷中教育の特徴のなかでも一際注目したのは同世代間の教えあい
これを取り入れた意味は諸説あると思いますが、やはり良い刺激を得られるということではないでしょうか?
確かに経験のある優れた先生から学ぶことは正しいし、それはそれでメリットがあるはずです。
しかし、この郷中教育のメリットは自分と同じような人から学ぶことができると、自分もきっとできるとモチベーションが上がるのではないでしょうか。
人はとてもすごい人を見ていてもあまり自分へ影響を受けることが難しいですが、似たような人が一つステップを踏んだりする、つまりハードルが低いと感じることで
と動かされることが多いです。
だから、同じ歳、同じ能力の人と一緒に目標を目指すこの教育方針は理にかなっているのです。
何より成長することができる環境に身を置くことが重要です。一人で頑張るよりも、意識せざるを得ないライバルがいたほうがやる気は出てきますよね。
この意味では、地域間の集団がSNS上のコミュニティに置き換わったオンラインサロンも共通点を持っていますね!
あ、ちょっと待って!
こいつまた言ってるよ、とか思わないで!(笑)
いやしつこいですけど、ホントにオンラインサロンはオススメですからね。
(↓こちらもオススメ)
https://plus-youth.com/onlinesaron
話が脱線しました。すみません……
アウトプットを行って学びを咀嚼することの大切さ
また僕がいいなと感じた取り組みに
子どもたちはその日学んだことを自分で発言し、時には意見を出し合って一日のおさらいをする
というものがあります。
これは非常にいいなと。
よく読書をしたり、話を聞きに行ったりとインプットをしている人はいても、アウトプットは皆さん苦手なのではないでしょうか?
具体的になにやればいいかわからないって思う方が多いですが、
「話す」だけでもちゃんとアウトプットになりますよ。
アウトプットは取り込んだ知識、情報を整理したうえで、行動に落とし込むことが目的なので自分の言葉で伝えることができれば全然違います。
人前で学んだことを伝える力も身につきますし、さらに意見を貰えたらもう一石二鳥です!
本記事のまとめ
薩摩藩の郷中教育には
・失敗や不安に負けないチャレンジ精神を持つ強さ
・一方的な生徒と先生の関係だけでなく、自分と同じ目標を持って学び学ばれる
環境へ身を投じる
・知識の詰込みと同時に、確実に自分のものへと昇華するためにアウトドアを積
極的に行う
といったメッセージが込められています。
昔も今も、人の大切なものは変わらないんだなと調べるうえで改めて感じさせられました。
今回は情報よりも考え方について書きました。ここまでこの記事を読んでいただき本当にありがとうございます!
それでは次回またお会いしましょう!
+YOUTH編集部 しん